手軽に作れる本格的なカルボナーラ
チーズにはカルシウムやビタミンなどが多く含まれ、美味しいのみならず、体にも良いことで知られていますが、チーズに豊富に含まれる亜鉛が血管の老化防止に効果があることが最近話題となっていますね。
いつもの料理に足せば、コクが出て一味違う美味しさになるのに加え、健康にもよいとなれば、食べない手はありません。
今日は、チーズの中でも特に亜鉛を多く含むパルミジャーノ・レッジャーノ(パルメザンチーズ)のパウダーチーズ(粉チーズ)を使ったレシピをご紹介しましょう。
粉チーズさえあれば、後はご自宅の冷蔵庫などにいつも入っているであろう身近な食材で手軽に作れる本格的なカルボナーラのレシピです。亜鉛が豊富なパルメザンの粉チーズに、これまた亜鉛を含む食材として知られる卵を使います。
ところで、「カルボナーラ・スパゲッティ」と聞いても、「うーん、クリーム系はちょっと重たいなぁ」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
生クリームを使った、カルボナーラの濃厚なコクのあるソース、美味しいけれど、確かにちょっと重たいと感じる時もあります。しかし。今日ご紹介するレシピは生クリームは使いません。
そう、ご存知の方も多いかもしれませんが、本場イタリアはローマのオリジナルレシピのカルボナーラは生クリームを使わないのが主流。
直訳すると「炭焼き人風」の意味を持つカルボナーラは、パンチェッタと呼ばれる塩漬けの豚ばら肉と白ワイン、卵にパルメザン・チーズ、そして名前の由来でもある粗挽きの黒胡椒をたっぷり振って作る、シンプルながらも旨味たっぷりのスパゲティなのです。
とはいえ、今日ご紹介するレシピは「手軽に本格」がテーマ。パンチェッタも白ワインも使いません。(もちろん、より本格的な味になりますので用意がある場合には使ってくださいね)
用意して頂くのは、粉チーズ、卵、黒胡椒、ベーコン、日本酒、それにスパゲッティです。パンチェッタや白ワインがなくとも、驚くほど「いい味」になります。味の要になりますので、出来れば粉チーズは美味しいものをご用意ください。(クッキングチーズでは、ご要望に合わせて、美味しいパルミジャーノ・レッジャーノの粉チーズの量り売りもしています。お気軽にお知らせください。)
分量(1人前)
粉チーズ | 40グラム |
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卵 | 2個 |
黒胡椒 | たっぷり |
ベーコン(またはハム) | 50グラム |
日本酒 | 40c.c |
スパゲティ | 100グラム |
作り方
2.パスタを茹ではじめる。
3.ベーコンをフライパンに入れ、こんがりとよく炒め、日本酒を入れてアルコール分を飛ばす。さらにスパゲティの茹で汁を少し加え、沸騰させて乳化させる。
4.フライパンの火を止め、茹であがったスパゲティと「1」を加え、大きく混ぜ合わせる。火をつけたままだと卵が固まってしまうので、余熱でクリーミーに仕上げるのがポイント。
5.お皿に盛って召し上がれ!