日本のチーズの歴史
日本にチーズが入ってきたのは、意外に古く飛鳥時代ともいわれています。一説には、仏教の伝来と共にチーズ(その頃は「蘇」または「正蘇」と呼ばれていました)の作り方や食文化が伝えられたとか。とはいえ、「蘇」は、ごく一部の限られた人々(主に貴族)が長寿・健康の為に少しずつ食べていたともいわれる高級、希少な食べ物で、一般の人々が口にすることはまずなかったといわれています。
日本人とチーズ消費量
それから長い年月が流れ、日本で本格的にチーズが生産されるようになったのは明治以降のこと。それでもまだまだ一般的な食べ物とは言えず、普通の人々が口にする食べ物になるためにはさらなる月日を必要とします。文献によれば、1951年頃の日本人一人あたりのチーズ消費量は10gにも満たないものであったとか。高度成長期以後、日本人の食卓が豊かになるにつれ、ピザやパスタなども広まり、ようやくチーズが一般的な食べ物として認識されるようになったのでした。平成27年には日本人一人あたりのチーズ消費量も約2.4キロ(農林水産省の「平成27年度 食料需給表」)となっています。今これをご覧になっている方の中にも「チーズが大好き」「ワインとよく楽しむよ」なんて方も多いかもしれません。パンやスパゲティ、ハンバーグなど、チーズをかけたり、トッピングしたりして、料理にチーズを使って日常的にチーズを楽しまれている方も多いことと思います。
そんなチーズを日常的に召し上がっていらっしゃる方でも、ほとんどの方が「チーズといえば洋の食べ物」「洋食または洋風の料理に使うのが一般的」と思っていらっしゃるのではないでしょうか。
和食とチーズ
実は、チーズは和食にもとっても合うのです。動物性と植物性という原料の違いはあるものの、同じ発酵食品同士であるがゆえでしょうか。「チーズ」と「味噌」や「醤油」との相性は驚くほどによいのです。という訳で、今日は先日ご紹介した和風グラタン(和風グラタンのレシピはこちらから)に続き、椎茸の肉詰めにチーズをのせた料理のレシピをご紹介しましょう。チーズは、ただ今クッキング・チーズでフェアを開催中のアメリカンチーズの一つ「モントレージャック」のシュレッドチーズを使いました。まろやかな味わいが椎茸や鶏ひき肉の旨味と相まって絶妙な味わいを出してくれます。是非お試しくださいね。
椎茸の肉詰めチーズ焼き
分量(2人分)
椎茸 | 6個 |
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鶏ひき肉 | 100グラム |
玉ねぎ | 4分の1個 |
パン粉 | 大匙2 |
溶き卵 | 2分の1個 |
醤油 | 小匙2 |
塩、胡椒 | 少々 |
小麦粉 | 大匙1 |
シュレッドチーズ(モントレージャック) | 40グラム |
作り方
2. 玉ねぎをみじん切りにし、鶏ひき肉、溶き卵、パン粉と合わせる。醤油、塩、胡椒で味を調える。
3. 軸を取った椎茸に2を詰め、両面に小麦粉をまぶす。
4. 表面に焼き色がつくまで、中火で焼く
5. 焼き色がついたらチーズをのせ、蓋をする。
6.チーズがとろけたら出来上がり。アツアツのうちに召し上がれ!