クッキング・チーズの「今月のおすすめチーズ」は「ホワイトチェダーチーズ」です。

ホワイトチェダー

チェダーチーズは、イギリスの南西部、サマセット州チェダー発祥のセミハードタイプのチーズ。1170年には生産されていたともいわれる歴史のあるチーズで、イギリスを代表するチーズの一つとして知られていますが、現在では、オーストラリアやニュージーランド、カナダ、アメリカなど、各地で生産されており、世界で最も生産量の多いチーズともいわれるチーズです。

そんなチェダーチーズには、着色していない「ホワイトチェダー」と、オレンジ色に着色した(主に植物由来のアナトー色素というものが使われています。)「レッド・チェダー」とがあります。元々、淡いクリーム色をしたチェダーをオレンジ色に着色するようになった経緯はよくわかっておらず、「より美味しそうに見えるようにするため」などの説がありますが、19世紀には既に着色されて売られていたといいます。今でも、例えばアメリカなどでは、チェダーといえばオレンジ色をしたチーズという認識を持った人が多く、オレンジ色のチェダーが人気だとか。(見た目以外は、味や香りにほとんど差はありません。)日本でもオレンジ色のチェダーが売られているのをよくみかけますが、クッキングチーズでは「ホワイトチェダー」を今月のチーズとして皆様におすすめ致します。

ホワイトチェダーチーズの特徴としては、きめ細かいのですがぼろぼろとすぐにこぼれてしまう程もろく、熟成が進むほどに刺激的なシャープな味わいとなり、味に深みが出てきます。若いものは口当たりはまろやかでほんの少し酸味があり、クリーミー。ヘーゼルナッツなどを思い起こさせるようなナッツの風味を感じさせるのが特徴です。

お酒と一緒に楽しまれる場合は、ちょっと軽めのワインや黒ビールなどが合います。料理に用いる場合は、オムレツなどにぴったりのほか、サラダやソース、フルーツとも相性がいいです。

クッキング・チーズでは、シュレッドチーズのほか、お持ち帰りいただいてすぐにそのまま召し上がっていただけるサイコロサイズにカットしたものもご用意しております。ご希望の方には爪楊枝と保冷剤もお入れいたしますので、鉄道の旅のお供などにも是非どうぞ!

ホワイトチェダーチーズを使ったおすすめの料理・食べ方

そのままで美味しいのはもちろん、スライスしてサンドイッチに。刻んでオムレツに。そのほかシュレッドタイプはピザ、ピザトースト、グラタン、ソース、ディップなどに使えます。熱すると溶けやすいので、基本的に料理にはとても使いやすいチーズの一つです。


とろーりチーズの焼きカレー(レシピはこちら

ホワイトチェダーチーズに合うお酒

軽めのワイン(白・赤)、黒ビールなど。