今日は寒いですね。天気予報を見ると、沖縄地方を除くほとんどのエリアが最高気温でも10度以下。クッキングチーズのある東京の練馬区大泉学園でも午前中から雪が舞っています。

雪はこれからどんどん激しくなるようですので十分お気を付け下さいね。

ところで、こんな寒い日にこそおすすめなのが「チーズ・フォンデュ」。ほかほかアツアツのとろけるチーズをパンや野菜につけて食べれば、まさに心も身体もぽっかぽかの王道チーズ料理です。

各自が串を手に持って、思い思いに好きな食材を選んで鍋に入ったとろけたチーズを絡ませて頂く、味は勿論、エンターテイメント的な要素もあってとても楽しい料理ですよね。

とはいえ、「チーズ・フォンデュ」と聞いても「存在は知っていても食べたことないなぁ」という方や、「スイスに観光旅行に行った時に一度食べたけど、家では食べたことないよ」という方、または、「レストランや知り合いの家で食べたことあるけど、自分の家でも出来るの?」なんて方もいらっしゃるかもしれません。

というわけで、今日はクッキングチーズのスタッフが、「チーズフォンデュ」の簡単な知識と、美味しい食べ方を皆様にお知らせいたします。

チーズ・フォンデュとは?

「チーズ・フォンデュ」は、一言でいえばチーズをワインで溶かした料理。スイスの郷土料理として有名ですが、イタリアやフランスにまたがる山岳地帯、フランス南東部のサヴォワ地方、イタリア北西部のヴァッレ・ダオスタ自治州やワインやトリュフが有名なピエモンテ州などでも食べられている郷土料理・家庭料理です。

一口に「チーズ・フォンデュ」といっても地域や家庭により、用いるチーズの種類からその配合、ワインの分量、香りづけに使う食材、つけて食べる食材などには様々なバリエーションがあって、その味わいも多様。

いずれにしても、日本の鍋料理のように、家族や友人、知人らとわいわいととろけたチーズの入った鍋を囲みながら、各自が串に刺した食材にチーズを絡めて食べ、ワイングラスを傾け、おしゃべりに興ずるというのがこの料理の醍醐味です。

チーズとしては主にエメンタールチーズとグリュイエールチーズの二種類のチーズのほか、ヴァシュラン・フリブジュワなど、地域の特産チーズが用いられ、チーズに加える酒としても白ワインのほか、サクランボのお酒である「キルシュヴァッサー」や、りんごのお酒「カルヴァドス」などが加えられることもあります。さらに香りづけとして、にんにく、レモン果汁、ナツメグなどが用いられるほか、チーズに刻んだトリュフを入れた豪華なチーズフォンデュも。

こんな風に聞くと、あまり馴染がない方にとってはますますハードルが高い料理に聞こえるかもしれませんが、実際にはそんなに堅苦しく考える必要は全くありません。省いてしまって構わない材料もありますし、それぞれ自由気ままに楽しみながら美味しく食べられれば大丈夫!なんといっても、そもそもが固くなったパンをどうにか美味しく食べる為に考案されたのがその発祥ともいわれる、気取らない家庭料理なのですから。

チーズ・フォンデュの作り方

では、ここで、美味しいチーズフォンデュの作り方をお教えしましょう。先ほども書きましたが、本場のチーズフォンデュには色々な流儀やバリエーションがあって、地元レストランでは地域特産のチーズが用いられたりと、その味わいは現地に行かなければ体験できない、というようなレシピもありますが、基本的にはとろけたチーズを一口大に切った食材につけて食べる料理ですので、難しいことは何もありません。

1. まず、用意して頂くのがチーズ。これがなければどうにも始まらない主役の食材です。本格的にはエメンタールとグリュイエールチーズをブレンドしたり、ヴァシュランをブレンドしてより豊かな味わいを出したりするのですが、一種類だけでも全然かまいません。量の目安としては、2~3人前で300グラムぐらいです。これを細かく切ってコーンスターチ(なければ片栗粉でも)を小匙2杯ほどの分量をまぶしておきます。これは分離を防ぐためのものです。

クッキング・チーズではチーズ・フォンデュにぴったりのオリジナルブレンドチーズ「佐藤 陽呂美ブレンド3」をご用意しております。エメンタールを中心に5種類のチーズをブレンドした、奥行きのある味わい深い「フォンデュ」を楽しむことができます。細かくシュレッドしてありますので、溶けやすいのも特徴。是非ご利用ください。

2. 次にフォンデュにつけて食べる為の食材を用意します。定番のフランスパンは出来ればそれぞれに皮がついた状態になるようにカットするのがポイント。皮の部分を串に刺せばチーズを絡めても鍋の中に落としにくくなります。パンのほかはブロッコリーや人参、ジャガイモなどが美味しいです。それぞれ茹でて一口大に分けておきます。そのほか、ウインナーや茹でた海老、プチトマトなどがおすすめです。

3. チーズフォンデュに用いる鍋に切ったニンニクの小片をこすりつけます。(専用の土鍋と串があれば便利ですが、普通に小さな土鍋と竹串でも代用できます。竹串の場合は一本だと抜けやすいので、二本使うと抜けにくくなります。)鍋底にニンニクを擦りつけるのは、香りづけの為と、鍋底にチーズがこびりついて焦げるのをなるべく防ぐためです。

4. ニンニクをこすりつけた鍋に白ワインを150cc入れ、火をつけて沸騰させ、ワインのアルコール分を飛ばします。(沸騰させることでアルコール分は飛びますが、お酒の弱い方や小さなお子さん、妊婦さんなどは気を付けてください。味わいは変わりますが、牛乳で代用することも可能です。)

5. それから「1」でコーンスターチをまぶしたチーズを数回にわけて入れてます。チーズを入れると焦げやすくなるので、中火から弱火くらいでゆっくり溶かしていきます。

6. チーズが程よく溶けたら、ナツメグ、胡椒などを少々散らして香りづけをします。あればキルシュヴァッサーを入れるとより風味が増します。(ナツメグや胡椒、キルシュはプラスの「香りづけ」なので、なくてもかまいません。)

7. 各自好みの食材を串にさしてお召し上がりください!

チーズフォンデュに合う食材

チーズフォンデュには、フランスパンや茹でたジャガイモ、人参、ブロッコリーなどがよく合いますが、そのほか茹でたエビや茹でた貝、ウインナー、茹でたアスパラガスやタマネギ、かぼちゃ、茹でたショートパスタ、ソテーした鶏肉、キノコ、茹でた鶏卵やうずらの卵、生のプチトマトやパプリカ、胡瓜、セロリなどなど。変わり種としては、茹でた肉だんご唐揚げ、カリカリベーコン、ちくわなど。本場スイスではチーズフォンデュに用いない食材でも、チーズに合えばなんでもあり!というわけで、自由に楽しんでくださいね。注意点としては、とろけたチーズの中に入れても中までしっかり火が通るわけではないので、生魚や生肉はNGという点。チーズを絡ませなくてもそのまま食べられる状態のものを用いるのがポイントです。それから生野菜は水分が出てしまうとチーズが分離しやすくなる要因になるので、その点にも気を付けてください。ちなみにクッキングチーズのおすすめは、さっと茹でたしゃぶしゃぶ用の薄切りの豚肉。豚肉の旨味にとろけたチーズが絡んで最高のマッチングとなります。もう一つのおすすめはカステラ。チーズフォンドュにカステラ?と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、これが最高に美味しいのです。まるで出来立ての濃厚なチーズケーキを食べているような感覚。一番最後にデザートとして食べるのがおすすめです。

また、口直し、箸休めとして本場ではピクルスが用意されている場合が多く、フォンデュを食べる合間にピクルスを食べてお口直しをします。きゅうりのピクルスはもちろん、パプリカなどを酢漬けにしたものなど、口の中がさっぱりとするものを用意するとベストです。

チーズフォンデュ 気を付けること チーズフォンデュを楽しむ為のポイント

チーズ・フォンデュを楽しむポイントしては、

まず何よりもチーズを焦がさないこと。食卓で火にかけながら皆で鍋を囲んで食べるのがチーズフォンデュの楽しみですが、常に火にかけているのでチーズが鍋底にこびりついて焦げる場合も少なくありません。それを防ぐために、弱火にすること、そして串に刺した食材、特にパンを鍋底につける様にしてチーズを絡ませると、鍋底でチーズが焦げ付きにくくなります。ちなみに、本場スイスでは鍋の中にパンを落とすと罰ゲームです!ご家庭でチーズフォンデュを食べる際も、家族や友人たちとあらかじめ罰ゲームを決めておくとさらに盛り上がる事、間違いなしですね!

次に、とろけたチーズが分離しないように気を付けること。チーズの脂分とワインの水分は、まさに水と油で分離しやすいので、チーズにコーンスターチや片栗粉をまぶし、とろみ効果で分離しにくくします。本場ではコーンスターチなどは用いない場合も多いですが、しっかりワインを温めてから少しずつチーズを加える、チーズとワインを鍋に入れてから弱火で温めるなど、各家々に伝わるコツがある様です。

また、チーズフォンデュを食べる際には、白ワインを飲みながら食べるのが定番ですが、これはチーズに合う、美味しい、以外にもチーズの消化を助けてくれる、という効果もあります。お酒が飲めない方やお子さんは、紅茶やジュースがいいでしょう。冷たいビールや水はお腹の中でチーズが固まりやすいともいわれます。場合によっては(大量に飲んで食べた場合等、特殊ケースだと推測されますが)、病院に運ばれた、なんて話も聞きますので、チーズフォンデュを食べる際の冷たいドリンクの飲み過ぎには気を付けて、美味しいチーズフォンデュを楽しんでくださいね!